4月からスタートする新専門医制度について日本専門医機構は27日、専攻医の基本領域別採用・登録者数を厚生労働省の「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」で公表した。おおむね過去5年の専攻医採用実績と一致しているとの認識を示した。
結果は表の通り。「内科、外科といったメジャー診療科の専攻医が少ないとの指摘を聞くが、機構はどのような見解か」(山口育子構成員)との質問に対し、機構の松原謙二副理事長は「内科、外科が減ったとの報道があったが、その根拠は、厚労省の医師・歯科医師・薬剤師調査(三師調査)との比較だ」と指摘。報道では三師調査から内科、外科を診療している3年目の医師数を算出する一方、機構のデータは専門医を取得しようとしている医師数であるために数%の差があることを説明し、比較は適当ではないとした。