（1）開業することについて強い意志「開業の目的」の確信
「なぜ開業するのか」「開業して何をしたいか」、積極的で明確な目的や理由を持ちましょう。「仕事が大変」「人間関係がうまくいかない」「いずれは後継の予定が早まった」という周囲の環境による理由だけはNG！　これから経営者としての道を歩むには厳しいとお考えください。

（2）「どんなクリニックにするか」について詳細をシュミレーション
ご自身の理想と現実を冷静に見極めることは必須です。
開業することのメリット・デメリット、どうしても叶えたい思い、資金計画

（3）「いつ」「どこで」「いくらで」
希望地域の開業物件相場は、Webサイトや専門誌などで、おおよその自己資金の必要額を試算することも可能です。
一般的な事例では、場所決定から開業までの準備期間は一戸建開業の場合約1年、テナントビル開業の場合約6カ月が目安です。（ただし、すべてタイミング良く短期で可能なこともあります）
※場所探しを始める折には必ず資金計画を十分に検討し、調達可能な予算を把握することが必須です。つまり「いくらで」も開業地決定時には必ず必要な要件となります。十分余裕をもって金融機関等と折衝しましょう。

勤務医として数年経過後に、開業を考えるドクターは多いことと思います。
しかしながら、迷った結果そのまま病院勤務を続ける方、開業医としてスタートし順調経営を続ける方、開業はしたものの残念なことに数年で閉院という結果になってしまう方、その違いはいったいどこにあるのか？　ドクターとしての人生の選択肢は多様です。

開業をお考えになったその時が、ご自身と向き合う良い機会かもしれません。

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