国際がん研究機関(IARC)による世界185カ国の最新のがん統計GLOBOCAN 2018によると、2018年の世界の新規がん症例は約1810万例(12年比400万例増)、死亡例は約960万例(同140万例増)に上ると推計されている。世界の男性5人に1人、女性6人に1人が生涯にがんを発症し、男性8人に1人と女性11人に1人が死亡する計算だ。がん種別では、肺癌と乳癌がいずれも約209万例で最も多く、これに大腸癌(結腸癌+直腸癌、約180万例)を加えた3種が発症率および死亡率の3分の1を占める。地域別では、アジアが新規症例の48.4%、死亡例の57.3%、欧州が新規症例の23.4%、死亡例の20.3%を占めている。
と推計される