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【識者の眼】「川柳を通しての終活・人生会議の取り組み」岡江晃児

No.5064 (2021年05月15日発行) P.61

岡江晃児 (杵築市医療介護連携課兼杵築市立山香病院・ソーシャルワーカー)

登録日: 2021-04-14

最終更新日: 2021-04-14

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杵築市では2018年度から「きつき終活応援プロジェクト」と題し、様々な事業を通して終活支援に取り組んでいるところです。

昨年から新型コロナウイルス感染症により、遠方に離れた家族や大切な方々との交流が難しい状況が続いています。そのような状況を受け、コロナ禍だからこそ大切な人と、もしものときのために話し合う「人生会議」や「終活」を始める機会に繋がることを目的に、2020年11月に「きつき終活・人生会議川柳」を募集し、市民から128作品が集まりました。集まった川柳には、終活を一人で行うだけでなく、家族等と話し合う大切さを詠んだ作品や、自分の思いを後世へ語り継いでいくことを詠んだ作品等が多数ありました。

(一部掲載)

上記に描かれている川柳に沿ったイラストは、杵築市内にある大分県立杵築高等学校の美術部の作品です。若い世代にも終活や人生会議に関心を持ってもらいたいという思いから、杵築高等学校との共同プロジェクトとして取り組みました。作品を作成した学生さんは、市民が詠んだ川柳を通して、終活や人生会議の様々な思いや大切さを知る機会になったのではないかと思います。

杵築市では、今回の川柳のように様々な市民の思いに耳を傾け、今後も終活や人生会議の推進を図っていきます。

岡江晃児(杵築市医療介護連携課兼杵築市立山香病院・ソーシャルワーカー)[人生会議][終活]

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