日本医師会は4月17日の定例会見で、スマートフォンで医師資格が表示できる「デジタル医師資格証」の提供を開始したことを発表した。3月29日からアプリが公開されている。「デジタル医師資格証」はログイン時に生体認証(顔、指紋)をすることでなりすましを防止し、偽造防止策を施した医師資格証の券面を表示。さらにメニュー画面から生涯教育研修やかかりつけ医機能研修の受講履歴を確認できるほか、HPKIセカンド電子証明書を用いて電子処方箋に署名するためのQRコード読み取り機能も付与されている。
会見で内容を説明した長島公之常任理事は「スマホは必ず持ち歩いているので、災害時や緊急時にも医師であることを証明できる」として、広く利用を呼びかけた。