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Meiji Seika ファルマ:JN.1系統対応次世代型mRNAワクチン「コスタイベ」出荷開始[新薬開発・販売 FRONTLINE]

No.5242 (2024年10月12日発行) P.15

登録日: 2024-10-09

最終更新日: 2024-10-09

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Meiji Seika ファルマは9月25日に都内で記者説明会を開き、10月1日からの新型コロナワクチンの定期接種に採用された「コスタイベ筋注用」の有効性・安全性について解説した。

9月30日から出荷を開始したコスタイベは「レプリコンワクチン」とも呼ばれる次世代の自己増幅型mRNAワクチン。レプリカーゼにより抗原タンパク質をコードするmRNAが複製され、投与後1週間程度mRNAが維持されるため、従来型のmRNAワクチンに比べ少ない投与量で長く抗体価が持続するとされる。本シーズンの定期接種では約427万回分の供給が予定されている。

順天堂大医学部総合診療科学講座教授の内藤俊夫氏(写真)は会見で、コスタイベは海外第Ⅲ相試験で56.6%の発症予防、95.3%の重症化予防効果が検証されたと説明。既存のmRNAワクチンに比べ中和抗体価が減少しにくいという国内第Ⅲ相試験の結果も踏まえ「既存のワクチンと変わらない副反応で効果が長く続くことはかなりのアドバンテージ」と評価した。

同社の小林大吉郎代表取締役社長は「コスタイベは少量で効果が長続きするため、年1回の定期接種に最適なワクチン」と強調。SNS等でレプリコンワクチンに関する誤った情報を繰り返す発信する専門家に対しては、法的措置も含め厳正に対処する姿勢をみせた。

「コスタイベ筋注用」の用法・用量
【用法・用量】本剤を日局生理食塩液10mLにて溶解する。1回0.5mLを筋肉内に接種する

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