政府は3日、ノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智北里大特別栄誉教授への文化勲章授章を発令した。
受章内定を受け大村氏は10月28日、北里大薬学部で会見。「日本が世界の医療、特にアフリカの感染症対策で果たせる役割は非常に大きい。そこへの認識が一層高まるのであれば、(ノーベル賞同様)私が受ける意味はある」と語った。
今後の研究については「山梨科学アカデミーなど今までの取り組みを、幅を広げすぎず着実に進める」とし、後進の育成では「方向性だけ決めさせたら、後は示唆を与えるだけにとどめ、私のコピーを作らないようにしたい」とした。