国立がん研究センターは12月26日、がん・心疾患・肺炎・脳血管疾患・腎不全で亡くなった患者のうち、死亡前1カ月間を、痛みがある状態で過ごしていた患者は3割に上るとの調査結果を公表した。
この調査は、人生の最終段階における苦痛や療養状況に関する日本初の全国的な遺族調査。2016年に亡くなった患者の遺族4812名を対象に2018年2〜3月に調査票を送付した(回答率47.7%)。
調査結果を受けて同センターは「苦痛を軽減するため、必要となる緩和ケアや医療に関する施策や研究について、より一層進めていくことが重要」と指摘している。今年は約5万名を対象とした本格調査を実施する予定。
の患者は痛みがある状態で過ごしていた