2月は、医師間のジェネレーションギャップ問題についてご意見を募集しました。自分よりも若い世代の医師とのコミュニケーションで困った経験がある方は、「よくある」「たまにある」合わせて55%。エピソードとしては、「上に合わせて自分の時間をマネジメントせず『先生が午前中外来の日は患者さんの報告はしなくていいですか?』と聞いてくる研修医が増え、軽いカルチャーショックを受けている」(40代・内科医)、「指導医が話しかけているのにイスに座ったまま」(70代・内科医)、「医療ドラマの影響なのか、上司にタメ口で話しかけてくる」(内科医)などの体験談が寄せられました。上下関係に対する意識のギャップに戸惑うケースが多いようです。
アンケートでは「よき医師」になるためのアドバイスもたくさんいただきました。
●「患者さんから学ぶ姿勢を常に忘れないこと」(30代・内科医)
●「笑顔の習慣をつける。周囲に感謝する。『過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる』と考えて、日々小さな実践を繰り返すこと」(40代・内科医)
●「診察室は一発勝負のNGK(なんばグランド花月)の舞台と思って、患者さんとコミュニケーションする術を身につけてほしい」(内科医)
中には「こっちが教えてほしい。若い先生の理想の医者は?」「アドバイスなどおこがましくてできません」という声も。小誌読者には謙虚に生涯学び続ける先生が多く、いつも頭が下がります。
【図書カード&小社新刊が当たる!読者アンケート実施中(2020年3月25日まで)】
3月のテーマは「新型コロナウイルス感染症への対応」