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■NEWS 日医・中川会長、岸田首相の「公的価格抜本的見直し」発言を全面支持─「日医の考える方向性と同じ」

No.5086 (2021年10月16日発行) P.70

登録日: 2021-10-11

最終更新日: 2021-10-11

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日本医師会の中川俊男会長は10月6日の定例記者会見で、岸田文雄首相が4日の就任会見で医師・看護師などの所得向上のため「公的価格を抜本的に見直す」と発言したことについて、「まさに日医の考える方向性と同じ。社会保障の充実によって国民の安心を取り戻すことで経済の好循環が実現されるよう日医も協力していく」と全面的に支持する考えを示した。

岸田首相は就任会見の中で、「新しい資本主義」を実現するための「分配戦略」の1つとして「医師、看護師、介護士、幼稚園教諭、保育士など社会の基盤を支える現場で働く方々の所得向上に向け、公的価格のあり方の抜本的見直しを行う」と明言している。

■鈴木財務相とも「建設的な協議をしていきたい」

中川会長は「10月31日には衆院選、その後には予算編成と診療報酬改定が行われる。日本医師会は新型コロナ感染症対策と一般医療の両立に全力を挙げて取り組んでいく」と述べ、新内閣においても新型コロナ対策をはじめ医療への支援が継続的に行われることに強い期待感を示した。

中川会長はまた、自民党社会保障制度調査会長、厚生政務次官などを歴任した鈴木俊一氏が新内閣の財務相に起用されたことにも触れ、「(これまで)私も緊密に意見交換をさせていただいてきた。社会保障においてバランスのとれた負担と給付が成り立つよう建設的な協議をしていきたい」と述べた。

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