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子どもへのアプローチ─子どもの行動に対する対処法のレパートリーを増やそう[プライマリ・ケアの理論と実践(155)]

No.5132 (2022年09月03日発行) P.12

小橋孝介 (鴨川市立国保病院医療参事)

登録日: 2022-09-01

最終更新日: 2022-08-31

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SUMMARY
子どもの行動に対する対処法は,子育て全般,ひいては大人同士のコミュニケーションの中でも使えるスキルである。これらを学ぶことで,日常診療のスキルアップにつながる。

KEYWORD
ペアレント・トレーニング
保護者に対して行われる,日常生活の中で子どもに対する療育的な関わりを学ぶプログラム。通常は全10回程度で,5〜8名のグループでロールプレイなどを通し実際の子どもの問題を扱いながら手法を練習していく。

小橋孝介(鴨川市立国保病院医療参事)

PROFILE
2005年自治医科大学卒業,2022年4月より現職。医師,公認心理師。日本プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医,日本内科学会認定医,日本小児科学会専門医・認定指導医,日本小児神経学会専門医。

POLICY・座右の銘
なるようになる,全力を尽くせ

1 子どもの行動への対処法

実際の臨床の中で,発達障害診療の枠組みそのものはあまり難しくはないし,むしろプライマリ・ケアの現場では親和性の高いものである。しかしそれぞれの子どもに対する具体的な対処法については知識として知っておく必要があり,知らなければそれを伝えることができない。ここでは基本となるペアレント・トレーニングの手法をベースに対処法についてまとめる。







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