お知らせ
医療保険制度改革に向け議論再開 - 11月中に意見集約
社会保障審議会医療保険部会は19日の会合で、医療保険制度改革に向けた議論を再開した。来月の次回会合から、患者負担のあり方や医療費適正化など各テーマの議論を深め、11月下旬をメドに意見集約を図る予定だ。
医療保険制度改革を巡っては、来年の通常国会に必要な法案を提出する予定となっているため、12月には報告書をまとめる必要があり、同部会では今後議論を加速させる方針。
厚労省がこの日の部会に示した議論のテーマは、（1）被用者保険関係、（2）高齢者医療関係、（3）国保関係、（4）患者負担・保険料負担関係、（5）医療費適正化関係─など。各テーマの論点についてこれまでの議論を整理した。
（4）の患者負担のあり方を巡っては、外来の機能分化推進の観点から検討している紹介状なしで大病院を受診した際などの定額負担導入について、対象病院を「病床数」「機能」「病床数＋機能」のどれかで定めるべきとしたほか、患者負担を診療報酬に含めるか、枠外で求めるかの両論を併記した。
