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「『保健医療2035』各施策を必ず実行する」 - 塩崎厚労相

No.4766 (2015年08月29日発行) P.8

登録日: 2015-08-29

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厚生労働省は20年後の保健医療政策の目指すべき方向性を提言した『保健医療2035』のシンポジウムを24日、開催した。提言の策定懇談会を自ら立ち上げた塩崎恭久厚労相は、冒頭の挨拶で各施策について、「提言にとどめることなく、必ず実行していく」と強調。既に省内に実行委員会を設置し、実現可能な施策から早期に着手する意向を示した。
『保健医療2035』は、「世界最高水準」の日本の保健医療システムを持続可能なものにするため、「『パラダイム』を根本的にシフトすべき」と明記。変革に必要な施策として120項目を列挙した。
シンポでは塩崎厚労相が優先的に取り組む課題として、(1)総合的な診療を行う「かかりつけ医」の普及・確立、(2)アウトカムに基づく患者本位の診療報酬やインセンティブのあり方、(3)たばこフリー社会に向けた予防・重症化予防の推進、(4)ICT活用を通じた医療改革、(5)グローバルヘルスを担う人材育成─の5項目を挙げた。

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