厚生労働省は12月17日、「2014年医師・歯科医師・薬剤師調査」の結果を公表した。全体の医師数は、前回調査(2012年)に比べ7937人(2.6%)増の31万1205人。このうち女性医師は6万3504人で、全体に占める割合は20.4%と、1948年の調査開始以降初めて2割を超えた。
医療施設(病院・診療所・老健)に従事する医師では年齢階級が下がるほど女性の割合が多く、29歳以下では34.8%となっている。
医療施設に従事する人口10万対医師数は233.6人で、前回調査に比べ7.1人増加。都道府県別で最も多いのは京都府(307.9人)、次いで東京都(304.5人)、徳島県(303.3人)。最も少ないのは埼玉県(152.8人)、次いで茨城県(169.6人)、千葉県(182.9人)だった。
取得している広告可能な専門医資格で最も多いのは、「外科専門医」(2万395人、6.9%)、次いで「消化器病専門医」(1万6371人、5.5%)、「総合内科専門医」(1万5664人、5.3%)だった。