No.4803 (2016年05月14日発行) P.18
登録日: 2016-09-08
最終更新日: 2017-01-24
4月に発生した熊本地震では度重なる強い揺れにより、複数の病院が倒壊の危機に陥り、患者の避難を余儀なくされた。
厚生労働省の調査によると、2015年9月現在、すべての建物の耐震化施工・改修が完了している病院は、全8477施設中5880施設(69.4%)で、約30%の病院で耐震性が十分でない建物が残っていることになる。
耐震化率自体は年々上昇しており、災害拠点病院、救命救急センターに限れば84.8%となっている。ただし、すべての建物の耐震化改修が済んでいる病院の割合は、58.4%(京都府)~89.5%(滋賀県)とかなりバラツキがみられる。
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