主治医機能の評価として2014年度診療報酬改定で導入された「地域包括診療料/加算」の届出数が伸び悩んでいる状況が、厚生労働省の調査で改めて分かった。地域医療を担う無床診療所で同診療料/加算を届け出ているのは1割強にとどまっている。
厚労省は5月31日、中央社会保険医療協議会総会(田辺国昭会長)に「2016年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査」の結果を報告。主治医機能の評価として14年度改定で導入された、地域包括診療料/加算に関する届出状況が明らかとなった。調査は1500施設に調査票を配布し、665施設(有効回答率44.3%)が回答。同診療料を算定している割合は、病院4.0%、有床診療所23.5%、無床診療所13.4%、同加算は有床診17.3%、無床診12.0%となった。いずれも届け出をしていない無床診は74.6%に上ることが分かった。
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