No.4692 (2014年03月29日発行) P.136
登録日: 2014-03-22
最終更新日: 2017-07-27
4月からの消費税率引上げに伴う医療機関の負担について、基本診療料を中心に診療報酬への上乗せで対応することになったことから、日本医師会は「厚生労働省が定める診療報酬や薬価等には医療機関が仕入れ時に負担する消費税が反映されている」などのメッセージを盛り込んだ窓口掲示ポスターの作成を同省に要請している。同省は70〜74歳の窓口負担の変更に関するポスターにこの内容を組み込み、国民健康保険団体連合会を通じて3月末〜4月に各医療機関に配布する。
併せて日医としてもポスターの作成を準備。「今の制度では患者や国民の目に見えない負担となっている」「過去の補填が不十分であったため医療機関に不合理な税負担をもたらしている」ことを踏まえ、「日医は医療に関わる消費税制度の抜本的改正を訴えている」ことを示したポスターも待合室に掲示するよう会員に求めていく。
日本医療法人協会が19日に都内で開いた診療報酬改定説明会で、鈴木邦彦常任理事が報告した。