No.4903 (2018年04月14日発行) P.18
登録日: 2018-04-05
日本医師会の横倉義武会長は4日の定例会見で、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、認知症の4領域に関する『かかりつけ医のための適正処方の手引き』を今年度中に刊行することを明らかにした。
かかりつけ医機能の強化への取り組みの一環として、日医は昨年10月に手引きの総論編となる「安全な薬物療法」を刊行。4領域の手引きは第2弾の各論編に当たる。
横倉氏はまた、政府が3月に国会へ提出した医療法・医師法改正案について、「法案が成立すれば、地域間での医師偏在の解消と地域の医療提供体制の確保につながる」と期待を寄せた。その上で、「国民医療の担い手である医師自らが働き方を考え、変えていく時期に来ている」との認識を示し、「日医、四病院団体協議会、若手勤務医などにより医療界が主体的に医師の働き方を検討する組織を立ち上げ、議論を進めていく」と強調した。