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整形外科医のための脊椎のアドバンスト手術 上級医になるために標準~発展の手術手技をプロから学ぶ

定価:14,300円
(本体13,000円+税)

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編集: 石井 賢(国際医療福祉大学医学部整形外科学教室 主任教授)
判型: AB判
頁数: 288頁
装丁: カラー
発行日: 2022年10月13日
ISBN: 978-4-7849-5822-1
版数: 第1版
付録: 【電子版付き】

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上級医になるために標準~発展の手術手技をプロから学ぶ。

  • 『整形外科レジデントのための脊椎のベーシック手術』の続編として、指導医/上級医へステップアップするための1冊。紙面と本書に収載している動画を照らし合わせることで手術手技の理解が深まります。
  • 以前からあるアドバンスト手術はもちろんのこと、LIF、PPS、FESS、頚椎人工椎間板置換術、ACR®、OLIF51TM、セメントスクリュー、VBSなど近年臨床現場に導入されている新技術を網羅しています。
診療科: 整形外科 整形外科

目次

1章 頭蓋・頚椎
1 頭蓋頚椎後方固定術
2 環軸関節後方固定術
3 頚椎後縦靱帯骨化症に対する骨化前方浮上
4 頚椎全周性骨切り術
5 頚椎髄外腫瘍(ダンベル腫瘍)
6 頚髄上衣腫
7 首下がり症候群に対する頚椎前後方同時矯正固定術
8 頚髄症に対する内視鏡手術

2章 胸腰椎
1 MIS-TLIF
2 LIF+PPS(腰椎変性すべり症)
3 成人脊柱変形に対する手術:LIF+openでの後方矯正固定術
4 成人脊柱変形に対するLLIFとPPSを用いたcircumferential minimally invasive surgery(CMIS)
5 腰椎pedicle subtraction osteotomy(PSO)
6 Vertebral column resection(VCR)
7 Total en bloc spondylectomy(TES)
8 嘴状型胸髄圧迫病変(胸椎椎間板ヘルニアや胸椎後縦靱帯骨化症など)に対する後方進入脊髄前方除圧術
9 内視鏡下椎弓形成術(MEL)
10 全内視鏡下脊椎手術(FESS)

3章 新技術
1 頚椎人工椎間板置換術(PrestigeTM LP)
2 頚椎人工椎間板置換術(Mobi-C®
3 Anterior column realignment(ACR®
4 OLIF51TM
5 セメント注入型椎弓根スクリュー(fenestrated pedicle screws)
6 骨粗鬆症性椎体骨折に対するvertebral body stenting(VBS)

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序文

私自身かつてこのような詳細な解説付きの動画には出会ったことがありません。コロナ禍においては、本書が脊椎脊髄外科医のエキスパートをめざす先生方のメンターとしての役割の一部を担ってくれると確信しています!

脊椎脊髄外科医のエキスパートをめざすには、診断、治療戦略を理解し、ベーシックな手術手技を習得した後、あらゆる脊椎脊髄外科手術を知る必要があります。そして何より優れたメンターとの出会いが重要といえます。

アドバンスト手術の実践のためには、手術手技に精通したエキスパートの手術を実際に見学したり、エキスパートを招聘して指導的助手として手術に入って頂くことが慣例となっています。今日では、コロナ禍で病院訪問の機会が制限されることも少なくなく、アドバンスト手術や新技術の導入も容易ではなくなっています。
本書は、以前からあるアドバンスト手術はもちろんのこと、LIF、PPS、FESS、頚椎人工椎間板置換術、ACR®、OLIF51TM、セメントスクリュー、VBSなど近年臨床現場に導入されている新技術をほぼ網羅しています。そのほか、①第一線で実際に手術をこなされているエキスパートによる解説であること、②実際の手術動画を繰り返し閲覧できること、③エキスパートによるコツ、ピットフォール、よくある質問、上級医になるために「必ず」身につけて欲しい事項などを記述していることが本書の魅力です。
最近は手術動画を中心とした学会セッションや書物もありますが、本書のように手術手技全体を紹介している動画は多くはありません。紙面と動画を照らし合わせることで、手術手技の理解が深まり、動画も繰り返し再生することで手技のコツを目に焼き付けることができます。

私自身かつてこのような詳細な解説付き動画を含む書物に出会ったことがなく、序文を書きながら大変興奮しています。少なくともコロナ禍においては、本書がエキスパートをめざす先生方のメンターとしての役割の一部を担ってくれると確信をしています。今回ご執筆頂いたエキスパートの先生方と日本医事新報社の吉本様はじめ書籍課の皆様におかれましては、本書の刊行に多大なご尽力を頂戴し、この場をお借りして深謝申し上げます。本書をきっかけに、日本の次世代を担う若手の脊椎脊髄外科医がさらに飛躍してくれることを祈っております。

2022年9月吉日
国際医療福祉大学医学部整形外科学教室 主任教授 石井 賢

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