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私的難易度MAXの仕事 [なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(42)]

No.4746 (2015年04月11日発行) P.73

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-21

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  • 自覚的には、極めて真面目な医学研究者のつもりだ。しかし、そのわりには、実にさまざまな依頼が持ち込まれる。一番うれしかったのは、「ホンマでっか!? TV」への出演依頼。うわっ、明石家さんまに会える、と大喜びしたのであるが、周囲の猛反対にあって断腸の思いにておことわりした。

    「そんなところへ出たら、きっと調子にのってウケを狙ったことを話すだろう。そんな色がついたら、得るものより失うものの方が大きい」と、相談した皆に言われたのである。確かに当たってるように思う。けど、それって、どんなイメージやねん…。

    そんなこともあったりはするが、基本的には、講演、執筆から、テレビでの解説まで、本業に影響がない限り、年中『絶賛引き受けキャンペーン』状態である。

    能力的に難しいかなぁという時も、思いきってお受けすることにしている。とはいうものの、そのような場合、講演ならば当日が、原稿ならば締め切り日が近づいてくると、やっぱり引き受けるんじゃなかったと、毎度、後悔の念が湧きでてくる。

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