医師は、自分が志す道で、何人かの良き指導者に出会い、医師・研究者としてのキャリアを磨くことができる。また、良き指導者のもとで学ぶ先輩・同僚・後輩や良き指導者の人脈との接触は、閉じがちな自分の世界を拡張させることにつながる。
1978年に札幌医科大学を卒業した私は、卒業と同時に、良き指導者に出会う旅に出た。最初の指導者は、札幌で国内初の脳神経外科病院を開設した中村順一先生であった。性格は豪放磊落そのもので、何でも1番が好き。脳神経外科診療を24時間365日提供することをめざし、若い研修医をどんどん吸い寄せた。そして、我々に他施設での研修を命じた。
残り673文字あります
会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する