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日本イーライリリー：早期AD治療薬「ケサンラ」発売―ピーク時予想売上高は796億円［新薬開発・販売 FRONTLINE］
中央社会保険医療協議会は11月13日の総会で、日本イーライリリーの早期アルツハイマー（AD）治療薬「ケサンラ」（一般名：ドナネマブ）について、算定薬価を350mg20mL 1瓶6万6948円（1日薬価8560円）とすることを了承した。ピーク時の予測患者数は2万6000人、予想売上高は796億円。11月20日に薬価収載され、11月26日より販売開始された。
2023年12月に発売されたエーザイの早期AD治療薬「レケンビ」を類似薬として薬価が算定され、18カ月の継続投与が必要なレケンビに対し、ケサンラは12カ月でプラークの除去が確認された場合に投与を完了できる点を評価し、有用性加算（Ⅱ）が認められた。
同剤はN3pG Aβ（N末端第3残基においてピログルタミル化されたアミロイドβ）に対するモノクローナル抗体。
収載に伴い了承された最適使用推進ガイドラインでは、患者要件とともに、医師・施設の要件等が定められ、現時点のガイドラインを踏まえると投与対象となる患者数は限定的になる見込みが示された。
「ケサンラ」と「レケンビ」の薬価比較
【ケサンラ】350mg 1瓶6万6948円／年間308万円（体重50kgの場合）／ピーク時売上予測796億円
【レケンビ】200mg 1瓶4万5777円／年間298万円（体重50kgの場合）／ピーク時売上予測986億円
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