日本精神神経学会の武田雅俊理事長は14日に開いたプレスセミナーで、精神保健指定医資格不正取得問題について「倫理的、道義的にとんでもないこと」と述べ、問題に関わった精神科専門医の調査を行う方針を明らかにした。
武田会長は、「(学会の)専門医制度はより厳格に適正に運営されてきた」と強調しながらも、万一不正が判明した場合には適正に対処するとした。
このほか武田理事長は、2017年度からスタートする新しい専門医制度の検討スケジュールを報告した。6月の代議員総会で議論した後、9月の臨時代議員会で精神科専門医の整備指針を決定する。