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かかりつけ薬局・薬剤師機能巡り論点を提示 [厚労省]

No.4764 (2015年08月15日発行) P.10

登録日: 2015-08-15

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厚生労働省の「健康情報拠点薬局(仮称)のあり方に関する検討会」が7日に開かれた。
会合では、積極的に健康サポート機能を発揮する「健康づくり支援薬局(暫定的略称)」の要件となる、かかりつけ薬局・薬剤師の機能について同省が、これまでの議論を踏まえた論点を提示。主な機能として、(1)患者の服用歴や現在服用中のすべての薬剤に関する情報の一元的管理、(2)24時間対応、在宅対応、(3)かかりつけ医をはじめとした医療機関との連携機能─が考えられるとした。
このうち(1)薬剤情報の一元的管理に関しては羽鳥裕委員(日医)が、地域包括診療加算の要件に服薬管理が含まれることから、「薬剤管理は医師、薬剤指導は薬剤師と明確に区別すべき」と指摘。これに対し森昌平委員(日薬)は、「他の医療機関で処方された薬や飲み合わせのまずい薬を病院で把握できるのか。薬剤情報の一元管理を担うのは薬局薬剤師がふさわしい」と訴えた。次回は26日。


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