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社会保障費、事実上過去最大30.6兆円 - 厚労省概算要求

No.4766 (2015年08月29日発行) P.8

登録日: 2015-08-29

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厚生労働省は26日の自民党厚生労働部会に、2016年度予算概算要求の内容を示した。
同省の要求総額は15年度当初予算比2.5%増の30兆6675億円で、事実上、過去最大となった。高齢化等に伴う年金・医療などの「自然増」は6700億円を計上。成長戦略の施策を実行するための「優先課題推進枠」には2252億円を盛り込んだ。今後、年末に向けた予算編成過程で財務省との折衝が重ねられる。
医療提供体制の機能強化には531億円が計上された。個別項目では、「人材育成」に関する施策が複数盛り込まれた。
医療提供体制に関しては、「かかりつけ医」が地域の予防・健康づくりから病診連携、在宅医療、看取り対応までを幅広く担うモデル構築に向けた事業が実施される見通し。さらに、小児から高齢者までの在宅医療・訪問看護に関する専門知識・技能を豊富に備えた「ハイレベル人材」を養成するほか、終末期患者の相談に対応できる医師や看護師の育成も全国展開する。


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