55歳以上を対象とした内閣府の調査では、治る見込みがない病気になった場合、55%が人生の最期を自宅で迎えたいと答えている。
一方、受療行動調査では、入院患者のうち今後の治療・療養の希望について「自宅で訪問診療を受けて療養したい」と回答した者は3.4%にとどまっていた。調査対象者の病気が治る見込みの程度は様々で、年齢層も幅広いが、終末期に在宅医療への転換を望む入院患者は少ないことが伺える。
入院患者の51.2%は「完治するまでこの病院に入院していたい」と答えており、その半数は退院の許可が出た場合に「自宅で療養できる」と回答している。
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