▪日本専門医機構の新理事長に吉村博邦氏が就任(4日)─写真①
▪第24回参院選が投開票。医師候補では自見英子氏、熊野正士氏が初当選(10日)─写真②
▪日本専門医機構が新専門医制度の開始を2018年度とする方針を正式決定(25日)
▪日本健康会議で「健康なまち・職場づくり宣言2020」の進捗状況が報告。糖尿病予防で全国118市町村がかかりつけ医と連携(25日)
▪群馬大で腹腔鏡手術後の死亡が相次いだ問題で、第三者委員会が人員確保や指導、手術適応検討の体制が不十分だったとした報告書を提出(30日)
▪2017年度予算の概算要求基準が閣議決定。社会保障関係費の「自然増」は前年度予算比6400億円増まで認める(2日)
▪安倍晋三首相が内閣改造を実施。塩崎恭久厚労相は留任(3日)
▪東洋医学会と漢方生薬製剤協会が漢方のエビデンス構築で研究会を発足(3日)
▪日本高血圧学会が学会誌『Hypertension Research』に2011年に掲載されたVART論文を撤回すると発表(15日)
▪40代男性がマダニにかまれ「ダニ媒介脳炎」で死亡したと北海道が発表。国内感染確認は2例目で、死亡は初めて(16日)
▪B型肝炎の新薬開発などを盛り込んだ肝炎研究10カ年戦略の中間見直し案を厚労省会議が取りまとめ(22日)
▪喫煙と疾病の因果関係を盛り込んだ報告書を厚労省検討会が取りまとめ(31日)
▪国立がん研究センターが受動喫煙による日本人の肺がんリスク評価を「ほぼ確実」から「確実」に引上げ(31日)
▪松野博一文科相が国際医療福祉大の医学部新設を認可(31日)
▪美容医療など医療機関のHPにみられる虚偽・誇大表示への法規制を求める報告書を厚労省検討会が取りまとめ(7日)
▪G7保健相会合が健康で活動的な高齢化に備える保健システムの確立を盛り込んだ「神戸コミュニケ」を採択(12日)
▪難病診療連携拠点病院中心のネットワーク構築を盛り込んだ報告書を厚労省委員会が取りまとめ(14日)
▪「患者申出療養」の第1例目が承認。対象技術は東大病院の「腹膜播種陽性または腹腔細胞診陽性の胃がん」へのパクリタキセル投与・S-1内服併用療法(21日)
▪日本高血圧学会の新理事長に伊藤貞嘉氏(東北大教授)が就任(1日)
▪B型肝炎ワクチンが定期接種化(1日)
▪大隅良典東工大栄誉教授がノーベル医学・生理学賞を受賞(3日)─写真③
▪厚労省が「過労死等防止対策白書」を公表。過労死の現状や防止のための施策の状況を初めて取りまとめ(7日)
▪日本医療安全調査機構が事故調スタートから1年間の報告は388件と発表(11日)
▪医療・健診関係10団体による協議会が健診情報の一元管理で共同宣言(12日)
▪経済財政諮問会議で民間議員が「オプジーボ」の大幅な値下げを求める。塩崎厚労相は2018年度に薬価制度の抜本改革を実施する考えを表明(14日)
▪世界医師会総会で横倉義武日医会長が次期世界医師会長に選出(22日)
▪日医や日本医学会など5団体が無認可施設の新型出生前診断中止を求める共同声明を発表(2日)─写真④
▪第2回世界獣医師会・世界医師会“One Health”に関する国際会議が開催。感染症や薬剤耐性で医師・獣医師の連携を強調した『福岡宣言』を採択(11日)
▪中医協総会が「オプジーボ」の薬価の50%引下げを了承(16日)
▪ディオバン事件の公判でノバ元社員に懲役2年6月の求刑(25日)
▪経済財政諮問会議で安倍首相が薬価制度改革の基本方針取りまとめを指示(25日)
▪厚労省検討会が拠点病院の緩和ケアセンターとかかりつけ医との連携強化を盛り込んだ議論の取りまとめ(29日)
▪厚労省協議会がアレルギー疾患対策推進で初の基本指針を取りまとめ。医療提供体制の地域間格差是正が課題(2日)
▪厚労省特別部会が介護療養病床の転換先となる3類型の施設基準等を盛り込んだ整理案を了承(7日)
▪在宅医療提供体制の着実な整備を盛り込んだ意見取りまとめ案を厚労省医療計画検討会が了承(7日)
▪障害者施設殺傷事件の厚労省検証チームが最終報告書を公表(8日)
▪2017年度予算編成を巡り厚労相と財務相が折衝。社会保障関係費の自然増は5000億円に抑制(19日)
▪オプジーボを対象に緊急薬価改定実施
▪薬価の毎年改定が導入へ
▪大隅良典氏がノーベル医学・生理学賞受賞
▪日医会長選で横倉義武氏が3選
▪2016年度診療報酬改定
大隅氏がノーベル賞受賞会見というハレの場で、成果の応用ばかりが重視される風潮に釘を刺し、「基礎研究を見守る余裕ある社会に」「科学の自由性を取り戻したい」と科学者の矜持を示した姿が印象に残った。
▪高額薬剤問題
▪全国がん登録がスタート
▪新専門医制度の開始延期が決定
▪診療報酬改定で多剤投与の見直し
▪国際医療福祉大の医学部設置が認可
今年は、8月に弊誌でも特集した高額薬剤問題に始まり、高額薬剤問題に終わった1年だった。1月からスタートした「全国がん登録」の意義は大きい。2018年度末に公開予定のデータを待ちたい。
▪薬剤耐性対策アクションプランの策定
▪HPVワクチン接種を巡る混乱
▪大隅良典氏がノーベル医学・生理学賞受賞
▪過労死等防止対策白書が初めて公表
▪高額薬剤問題
関係学会等がHPVワクチン接種勧奨の再開を求める一方で、市民団体が学会らの見解の撤回を求めるなど、収拾のメドは立たない。安全性が見込まれる乳酸菌を利用した経口ワクチンの臨床化に期待したい。