No.4905 (2018年04月28日発行) P.7
登録日: 2018-04-24
最終更新日: 2018-04-24
在留・訪日外国人の急激な増加に伴い、外国人患者への医療提供体制の整備が喫緊の課題となっている。厚生労働省が昨年公表した調査結果によると、全国の救急告示病院と観光庁が選定している「訪日外国人旅行者受入医療機関」1710施設のうち、2015年度に外国人患者の受入れ実績があった医療機関は、外来で約8割、入院で約6割を占めた。
15年度の1年間で外国人患者の医療費が未収となったことがあるかとの問いに対して、「ある」と回答したのは、35.3%に上る。一方「ない」と答えたのは54.3%だった。このほか、言語コミュニケーション、通訳関連、宗教・思想・習慣の相違に起因するトラブルが多い。
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