槇原敬之がイギリスのR&Bグループ「BLUE」に提供した曲「THE GIFT」を、2004年に日本語でセルフカバーした曲。ドラマ「ラストプレゼント~娘と生きる最後の夏~」の主題歌にもなった
2011年3月14日、私たちは宮城県・女川町立病院にいた。前日に東京から車でなんとか仙台まで入り、それからやっと女川までたどり着いたとき、女川町立病院の齋藤充院長は泣き崩れた。自らも東日本大震災で被災しながら、そのままけが人などの診察を病院のスタッフと続けていたのであるが、いつまで続くかもわからない状況下で不安に押しつぶされそうだったのだろう。私たちはそこから女川町立病院の方々とともに支援活動を開始することになったのであった。
「ボランティアは自分のためだ」と私は思う。ところが、この言葉は場合によっては誤解を生じる可能性がある。災害を待っているような印象を持たれるのかもしれないし、「自分のため」というのは独りよがりとか自己満足ととらえられかねない、ということなのだろう。
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