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SECTION 1:まずは社会人としてのマナー

登録日:
2019-04-12
最終更新日:
2023-03-17
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  • 01 病院は学校ではありません

    こんな人がいます

    4月になると,病院にも新しい職員が続々とやってきます。その中には,大学を出たばかりの,意気揚々とした研修医も当然含まれています。

    研修医の多い病院では,当初研修医同士で固まって移動することも多く,大学の延長のような気分の人もいます。わいわい騒いだり,踊りながら廊下を歩いている研修医。時間があるからといって,白衣を着たまま売店で漫画を立ち読みしている研修医。学生のように髪の毛がボサボサの研修医。

    当然,一部の研修医だけではありますが,周囲の目から見るとそういった行動に寛容である病院と認識されてしまいそうです。

    こう考えてみましょう

    社会に出る前の学生時代は,他の人がどう思おうとも,ある程度は自分の好きなように過ごすことができました。しかし,社会に出るとどうでしょうか。常に周りの視線にさらされ,評価されることになります。病院に来る人は職員の行動を常に見ています。上に書いたような研修医を見て,病院に来た人たちはどう思うでしょうか。

    休日に買い物に行った際も店員の行動が望ましいものでなければ,その店を敬遠することでしょう。病院も同じです。たとえ治療がうまくいっても,不遜な態度をとることによって信頼関係が損なわれることもあります

    髪をきれいに切ってきた研修医は,患者さんから「先生,そのほうがいいよ」と言われていました。その通りだと思います。

    村川力彦(JA北海道厚生連 帯広厚生病院 外科部長)

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