□好酸球性副鼻腔炎は,難病指定されている。自覚症状と検査所見から,重症度に見合った治療法を選択することが重要である。
□成人発症で,鼻閉,鼻漏とともに軽症例から嗅覚障害を訴えることが多い。頭痛の訴えは少ない。
□成人型喘息やアスピリン喘息との合併が多いが,全体の数%で喘息を合併しない症例もある。
□アレルギー性鼻炎との関与は少ない。
□感冒などの感染で鼻症状が増悪する。
□鼻内視鏡所見:両側性病変に多発性鼻ポリープを認める(図1)が,軽症例では鼻ポリープを観察できない場合もある。
□しばしば粘稠性鼻汁であるムチンを認める。
□血中好酸球数および鼻汁好酸球数の増多を認める。
□CT:篩骨洞優位な陰影を認める(図2)。
□呼気NO値が高値を示すことが多い。
□診断基準を表に示した。
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