編: | 平松直樹(大阪労災病院副院長/消化器内科部長) |
---|---|
判型: | B5判 |
頁数: | 186頁 |
装丁: | カラー |
発行日: | 2020年02月25日 |
ISBN: | 978-4-7849-6666-0 |
付録: | 無料の電子版(HTML版)が付属(巻末のシリアルコードを登録すると、本書の全ページを閲覧できます) |
●日々治療が進化し、非専門医が難しく感じる肝炎診療について、重要なエッセンスをわかりやすく凝縮した1冊。どの項目でも図表を多く用い、ビジュアルに訴える形で解説を進めています。
●B型肝炎・C型肝炎の項目ではガイドラインの最新情報を引用し、治療対象・治療目標から具体的な処方例まで丁寧に紹介。自己免疫性・アルコール性・脂肪性肝炎の項目でも、診断から治療までを体系的かつ簡潔にまとめました。
●3章Q&Aでは肝癌発症や再活性化などのpitfallについて、また医療費助成の話題までも取りあげ、ジェネラリストに向けてすぐに役立つ実践的な知識を開陳しています。
本書は、Webコンテンツ(PDF版+HTML版)としても別途ご購入いただけます
1章 ジェネラリストに必要な肝炎の基礎知識
A 肝機能異常をみたら…
1 急性肝炎のマネジメント―劇症肝炎になる?
2 慢性肝炎の原因診断の進め方
3 肝機能評価の仕方―血液検査の結果はこう読む
4 肝炎ウイルスABC
5 肝臓の画像検査のポイント―超音波検査の有用性と限界
6 肝炎患者の日常生活と食事指導のポイント―肝炎は安静が必要?しっかり栄養?
B 肝生検は必要?
1 肝炎が続くと線維化が進む―治療でどう変わる?
2 肝組織からわかること
3 非侵襲的な肝病変の進展評価―肝生検はいらない?
C 肝炎の治療薬
1 インターフェロン
2 インターフェロンフリー治療薬―C型肝炎
3 核酸アナログ―B型肝炎
4 ステロイド,免疫抑制薬
5 肝庇護療法(ウルソ,強ミノなど)は必要?
2章 肝炎の診かた―押さえておきたいポイント
A C型肝炎の病態と治療
1 C型肝炎を放っておくと…
2 C型肝炎治療の実際―C型肝炎治療ガイドライン
B B型肝炎の病態と治療
1 B型肝炎を放っておくと…
2 B型肝炎治療の実際―B型肝炎治療ガイドライン
3 HBV既感染者から肝炎が起こる!―HBVの再活性化
4 HBV感染は予防が大事
C 自己免疫性肝疾患の診断と治療
1 自己免疫性肝炎(AIH)の診かた
2 原発性胆汁性胆管炎(PBC)の診かた
3 原発性硬化性胆管炎(PSC)の診かた
D アルコール性肝障害の診断とマネジメント
1 アルコール性肝障害(ASH)の診かた
E 脂肪肝・脂肪性肝炎の診断と治療
1 脂肪肝・脂肪性肝炎の診かた
F 薬物性肝障害の診断と治療
1 薬物性肝障害の診かた
G 肝硬変まで進んでいたら?
1 肝硬変の診断―重症度と予後
2 肝硬変の原因は?治療はできる?
3章 肝炎 Q&A
1 急性肝炎症例を専門医に紹介するタイミングは?
2 肝機能異常をみたときに最低限必要な検査は?
3 肝機能正常のHCVキャリアは経過観察?
4 C型肝炎は感染してから20~30年で肝癌ができる?
5 C型肝炎ウイルスが薬で消えても肝癌ができる?
6 B型肝炎ウイルスが薬で検出しなくなっても肝癌ができる?
7 B型肝炎ウイルスの既感染者ってウイルスはいない?
8 脂肪性肝炎は怖くない?
9 肝硬変になったら治らない?
10 ウイルス性肝炎の治療は高い?―肝炎治療医療費助成制度を利用しよう
11 自己免疫性肝疾患(AIH/PBC/PSC)も医療費助成の対象?