監修: | 猿田享男(慶應義塾大学名誉教授) |
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監修: | 北村惣一郎(国立循環器病研究センター名誉総長) |
判型: | A5判 |
頁数: | 1568頁 |
装丁: | 単色 |
発行日: | 2019年07月10日 |
ISBN: | 978-4-7849-4651-8 |
版数: | 初版 |
付録: | - |
1190疾患を網羅した最新版
1268専門家による 私の治療 Ver.4
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▶1361名の専門家による1166疾患の治療法解説。
▶日常診療の参考となるよう、治療・処方の流れを、一手目…二手目…という形でわかりやすくまとめています。
▶専門家ひとりひとりの中にある「セオリー」と「プロセス」。そこから導きだされた診療手順を明示することで、あたかもレールが敷かれるように目的地への軌道=治療方針が見えてきます。
▶膨大なガイドラインやエビデンスの中から、各専門家がすくい上げた「個人的スタンダード」を凝縮した一冊です。
■その他の特徴
①本書巻末袋とじに記載されたシリアルナンバーを使用することで、スマホでも読みやすい電子版(HTML版)が利用できます。
https://www.jmedj.co.jp/premium/treat2019/
②さらに、本書の前版に当たる「私の治療2017-18年度版」の電子版も利用できます。
https://www.jmedj.co.jp/premium/treatment/2017/
③いずれも特に利用期限の定めは設定しておりません。
④現時点では根本的治療法がないものや希少疾患などについても、辞書的な観点から網羅すべきと考え、それらは電子版限定で掲載しています。
⑤電子版では、本来カラー画像として扱う必要があるものについてはカラーで表示しています。
⑥本書電子版には、「Q&Aを検索」「トピックスを検索」の2つの検索ボタンがついており、「Q&Aを検索」からは、Web医事新報の疾患データベース「質疑応答」の全項目を、「トピックスを検索」からは、同じくWeb医事新報の疾患データベース「差分解説」の全項目を全文・絞り込み検索できます。
「質疑応答」には、実地医家から寄せられた臨床上の疑問に対する専門家の回答や、専門家同士による臨床的課題のハイレベルな検討・アドバイスなど、各ジャンルにおいて想起される数々の疑問に対する具体的対応法・解決法が掲載されています。「差分解説」はそれぞれのジャンルのトピックスを網羅し、臨床知識をアップデートするものです。
「Q&A(質疑応答)を検索」「トピックス(差分解説)を検索」は、本書の内容を補完し、関連情報を的確に得られることを意図したWeb付加価値サービスであり、原則毎週更新されていきます。
シリアルナンバーの登録・利用方法は下記をご参照ください。
https://www.jmedj.co.jp/premium/DLM/DLMS/
§1 救急・症候
§2 在宅医療
§3 呼吸器疾患
§4 循環器疾患
§5 消化管疾患
§6 肝胆膵疾患
§7 腎疾患/水・電解質異常
§8 神経・筋疾患
§9 血液疾患
§10 内分泌・代謝疾患
§11 膠原病・アレルギー疾患
§12 感染症
§13 寄生虫症
§14 皮膚疾患
§15 整形外科疾患
§16 泌尿器科疾患
§17 眼科疾患
§18 耳鼻咽喉科疾患
§19 歯科・口腔外科疾患
§20 婦人科疾患
§21 産科疾患
§22 小児科疾患
§23 精神科疾患
●監修
猿田享男(慶應義塾大学名誉教授)
北村惣一郎(国立循環器病研究センター名誉総長)
●編者一覧
佐々木淳一(慶應義塾大学医学部救急医学教授)
三浦久幸(国立長寿医療研究センター在宅連携医療部部長)
中西洋一(北九州市立病院機構理事長)
下川宏明(東北大学大学院医学系研究科循環器内科学教授)
三浦総一郎(国際医療福祉大学大学院長/防衛医科大学校名誉教授)
下瀬川 徹(みやぎ県南中核病院企業団企業長)
鈴木洋通(武蔵野徳洲会病院院長/埼玉医科大学名誉教授)
水澤英洋(国立精神・神経医療研究センター理事長・総長)
直江知樹(国立病院機構名古屋医療センター院長)
片山茂裕(埼玉医科大学かわごえクリニック院長/埼玉医科大学理事・名誉教授)
宮坂信之(東京医科歯科大学名誉教授)
舘田一博(東邦大学医学部微生物・感染症学教授)
岩田 敏(国立がん研究センター中央病院感染症部部長)
清水 宏(北海道大学大学院医学研究院皮膚科学教室教授)
越智光夫(広島大学 学長)
村井 勝(国際親善総合病院名誉病院長/慶應義塾大学名誉教授)
木下 茂(京都府立医科大学特任講座感覚器未来医療学教授)
森山 寛(東京慈恵会医科大学名誉教授)
柴原孝彦(東京歯科大学口腔顎顔面外科学講座教授)
青木大輔(慶應義塾大学医学部産婦人科教授)
吉村泰典(吉村やすのり生命の環境研究所代表理事/慶應義塾大学名誉教授)
五十嵐 隆(国立成育医療研究センター理事長)
樋口輝彦(日本うつ病センター名誉理事長/国立精神・神経医療研究センター名誉理事長)
監修の言葉
日本医事新報社では、近年における医学・医療研究の著しい進歩により新しい疾患の発見や諸病態の解明が進んだこと、新しい医薬品や医療機器が多数開発されて諸疾患の診断法や治療法が大きく進歩したこと等を考慮して、40年振りに単行本「私の治療」の改訂版『私の治療2017-18年度版』の発刊を決定した。本書はそれを受けて北村惣一郎先生と相談し、実地医家向けの超実践型の新しい単行本として企画させていただいた。
近年、疾患領域が広がったことから、23領域、1123疾患に関して、診療現場の第一線で活躍されている先生方に特に役立つように、諸疾患の診断のポイントや治療法の解説をお願いすることとした。各診療領域の編者となって下さった先生方に取り上げるべき疾患並びに執筆者の選出をお願いし、執筆を依頼された先生方が本書の趣旨を御理解の上執筆して下さり、皆様の御尽力により目的通りに2017-18年度版が発刊された。
2017-18年度版の発刊から1年が経過し、多くの先生方から色々と貴重な御意見を頂戴した。医療現場で活躍されている先生方は大変御多忙の中でこのような書物を参考とすることが多いことから、日常臨床の現場で遭遇する可能性のある疾患を出来るだけ抜けることなく取り上げて解説をお願いすること、この書物の利用価値を高めるため、忙しい先生方がすぐに目的を果たせるように索引を充実させること、解説は分かりやすく、読みやすい本であることが大切であると考えられた。
今回の改訂に際して以上のような点に十分配慮しつつ、編者については、誠に勝手ながら2017-18年度版で23領域の編者を引き受けて下さった先生方に引き続きお願いすることとした。
ただ、「寄生虫症」については病気で御逝去された竹内勤先生の代わりに、同教室の後任教授であられた岩田敏先生(現在は国立がん研究センター中央病院感染症部部長)に編者をお願いした。また、新たに「救急・症候」は佐々木淳一先生(慶應義塾大学医学部救急医学教授)、「在宅医療」は三浦久幸先生(国立長寿医療研究センター在宅連携医療部部長)に編者をお願いした。
今回の改訂版の発刊に際して日本医事新報社からの御提案で、各項目の見出しについて、「代表的症状・検査所見」を「診断のポイント」に、「治療の考え方・治療上の一般的注意&禁忌」を「私の治療方針・処方の組み立て方」に、また「典型的治療」を「治療の実際」に変更することになった。
大変御多忙にもかかわらず各領域の編者を担当して下さった先生方、また貴重な時間を使って原稿をお書き下さった先生方に厚く感謝申し上げます。
本書が臨床現場で活躍されている先生方をはじめ、臨床医学の領域に携わる先生方に少しでもお役に立つ実用書であればと願っています。
2019年5月
猿田享男
下記の箇所に誤りがございました。謹んでお詫びし訂正いたします。
§4-47 本態性高血圧(299ページ17行目)
トリクロルメチアジド12.5mg
↓
ヒドロクロロチアジド12.5mg
§7-4 急速進行性糸球体腎炎(481ページ13行目と43行目)
メチルコハク酸エステルナトリウム
↓
メチルプレドニゾロンコハク酸
§12-9 クロストリジウム・ディフィシル感染症(CDI)(802ページ29行目から34行目)
▶ 一手目 :バンコマイシン0.5g散(バンコマイシン)1回0.125g(1/4バイアル)1日4回(10日間)
▶ 二手目 :〈一手目が使用できない場合〉ダフクリアⓇ200mg錠(フィダキソマイシン)1回1錠 1日2回(10日間)
▶ 三手目 :〈一,二手目が使用できない場合〉フラジールⓇ内服錠250mg(メトロニダゾール)1回2錠 1日3回(10日間)
↓
▶ 一手目 :フラジールⓇ内服錠250mg(メトロニダゾール)1回2錠 1日3回(10日間)
▶ 二手目 :〈一手目が使用できない場合〉バンコマイシン0.5g散(バンコマイシン)1回0.125g(1/4バイアル)1日4回(10日間)
▶ 三手目 :〈一,二手目が使用できない場合〉ダフクリアⓇ200mg錠(フィダキソマイシン)1回1錠 1日2回(10日間)
§18-12 乳様突起炎(乳突洞炎)(1189ページ図)
写真中の矢印の位置を下記の通り修正しました。
§23-17 注意欠如・多動症(ADHD)(1488ページ薬物療法の項目)
ADHD薬として使用できるのは,コンサータⓇ(メチルフェニデート徐放薬),ストラテラⓇ(アトモキセチン),インチュニブⓇ(グアンファシン塩酸塩)で,6歳以上の小児はこの3剤が,18歳以上の成人ではコンサータⓇとストラテラⓇのみが使用できる。18歳以前からインチュニブⓇを使用しての18歳以降の使用は治療上の有益性と危険性を考慮して慎重に行うことになっている。それぞれの至適量や服用方法は,個々の添付文書に添って行う。
↓
ADHD薬として使用できるのは,コンサータⓇ(メチルフェニデート徐放薬),ストラテラⓇ(アトモキセチン),インチュニブⓇ(グアンファシン塩酸塩)で,すべて6歳以上から成人まで使用できる。
それぞれの至適量や服用方法は,個々の添付文書に添って行う。