厚生労働省の医療施設動態調査によると、近年減少傾向が続いている有床診療所は2018年9月末時点で6934施設で、7000施設を割り込んでいる。病床数も9万床台前半まで減少しており、10年前に比べて5000床以上少ない。
18年度診療報酬改定では、「地域包括ケアモデル」(医療・介護併用)の有床診を推進する観点から、介護サービスを提供している有床診の入院基本料1~3の要件緩和や高齢患者に対する入院受入れにかかる評価が新設されるなどのテコ入れが図られた。
しかし、有床診はこの1年だけで約400施設・4700床減少しており、今改定は減少の歯止めにはつながっていないようだ。
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