No.4772 (2015年10月10日発行) P.14
小林米幸 (日本に住む外国人の診療に長年取り組む)
登録日: 2016-09-08
最終更新日: 2017-02-10
日本に住む外国人の診療に長年従事する。神奈川県の大和市立病院に勤務していた際、ベトナムやラオス、カンボジアからの難民が入所する大和定住センターの嘱託医を兼任していたことから、日本語が分からない患者が適切な医療を受けることがいかに難しいかを痛感。外国人も分け隔てなく診る地域の医療機関をつくろうと開業した。
クリニックは通訳が勤務し、英語、韓国語、タガログ語、タイ語、スペイン語、ベトナム語の6カ国語に対応。月に200人以上の外国人が受診する。開業以来、約8300人の外国人患者を診察してきた。
外国人の診療で「見えない落とし穴」となるのが、宗教などによる医療に関する習慣の違いや、保険診療による制限が理解されていない点。小林さんは長年の経験により、円滑に診療するノウハウを築き上げてきた。
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