厚生労働省は17日、「外国人患者を受け入れる医療機関の情報を取りまとめたリスト」を作成し、ウェブサイト(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05774.html)で公表した。47都道府県1610医療機関が記載されている。
厚労省によると、外国人患者の受入に関しては従来様々なリストがあるものの、外国人受入の姿勢に差が生じていたり、一元化されておらずわかりづらいなどの問題があった。そのため同省と観光庁は、各都道府県が各医療機関の受入に係る適格性について審査を行った上で、共同で今回のリストを作成した。
リストに掲載されている医療機関は、従来の観光庁リストに掲載されていた外国人診療に協力する意志がある医療機関と、都道府県が選出した外国人患者を受け入れる拠点的な医療機関。
外国人診療に協力する意志がある医療機関であっても、適格性がないと都道府県が判断した場合は、当該医療機関の合意をとった上でリストから削除している。
今後も、都道府県が医療機関の適格性を審査し、その結果を反映してリストを更新していくという。
なお、訪日外国人向けには医療機関リストを元に多言語化(英・中・韓)を行い、日本政府観光局のホームページで公開予定。