医療従事者を対象とした新型コロナワクチンの先行接種が2月17日から始まりました。政府は今後、「医療従事者」「高齢者」「基礎疾患を有する者や高齢者施設従事者」「一般の方」の順に接種を進める方針ですが、2月のアンケートでは接種順位の妥当性やワクチン接種をめぐって懸念されることについてご意見を募集しました。
接種順位については78%が「概ね妥当」、16%が「妥当ではない」と回答。「妥当ではない」とした読者からは「医療従事者と働き盛りの若年者(20~60歳)を優先させるべき。高齢者は動く範囲が狭いためスプレッダーにはなっていない」(山口・内科医)、「行動範囲の広い20~50代に先に接種したほうが感染が抑えられる」(愛知・助産師)など、高齢者よりも若年者を優先すべきとの意見や、訪問介護の従事者が優先接種の対象から外れていることへの疑問が寄せられました。
コロナワクチン接種に関して心配していることについては、「mRNAワクチンなど今までにないタイプのワクチンで、長期的な副作用が心配」(北海道・皮膚科医)、「ADEはないのか」(東京・眼科医)といった副作用への懸念、逆に「副作用をことさらに取り上げることでHPVワクチンの二の舞になることを強く危惧する」(福岡・内科医)といった過剰な副作用報道による接種者減少への懸念、「アナフィラキシーへの対応が1人診療所で可能か」(奈良・内科医)といった接種体制への懸念など様々なご意見をいただきました。
以下、皆様からいただいた主なご意見を紹介します。(→次ページへ)