医療従事者への新型コロナワクチン優先接種は6月末までにほぼ完了し、高齢者、基礎疾患のある方、さらに一般の方への接種が急ピッチで進められています。6月のアンケートで実際にワクチン接種を受けた医療従事者の皆さん(1回目まで終了9.6%、2回目まで終了90.4%)に「一般国民にも推奨できるものと感じたか」お尋ねしたところ、「強く推奨できる」(55.8%)と「どちらかと言えば推奨できる」(34.6%)を合わせ、90%超の方が「推奨できる」と感じていることがわかりました。
「推奨できる」と回答した方の大半は医師。政府のワクチン接種の進め方に対しては「もう少し上手に事務手続きを進めて(ここが事務方の腕の見せ所!)希望者にはどんどん打てるようになるといいと思う」(東京・内科医)、「アナウンスが下手。マイナンバーカードがあれば打てるようにすれば接種券も気にせず打てるのに」(神奈川・内科医)、「94回電話をかけ予約を取れたおばあさまは注射の時感極まって泣いていた。ご老人に優しくないシステムだ」(東京・整形外科医)など、スムーズに接種を進めるためのシステム改善を求める声が目立ちました。
一方「あまり推奨できない」とした医療従事者からは「副反応について政府の情報が少なすぎる」(愛知・リハビリ科医)、「人類初の新型ワクチンに対する慎重さがあまりにも足りない。西洋人と日本人の体格の違いは考慮しなくてよいのか」(神奈川・内科医)などの意見が寄せられました。