株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

グランドフィナーレ[なかのとおるのええ加減でいきまっせ!(400)【最終回】]

No.5111 (2022年04月09日発行) P.67

仲野 徹 (大阪大学病理学教授)

登録日: 2022-04-06

最終更新日: 2022-04-06

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いよいよ最終回であります。まずは、これまでのご愛読、心から感謝申し上げます。まさか8年間にもわたる長期連載になるとは夢にも思っていませんでした。

記憶が正しければ、最初にお話をいただいたときは、月に1回でということだったはずです。それくらいならいけるでしょう、と安請けあいしたら、週に1回(正確には、最初の年だけは月に1回はお休みでしたが)にしてくださいと。いやぁ、そんなんできるかなぁと思ったのですが、当時は「絶賛なんでも引き受けキャンペーン」中だったので、とりあえず1年の約束で始めてみることに。

畏友、同級生にしてミステリー作家の久坂部羊に相談したら、そのうちネタがなくなって家族のことを書かざるをえなくなりトラブルになる、と脅されました。きっと経験があったんでしょうな。知り合いの元雑誌編集者には、しんどいけど、毎週連載したらごっつぅ鍛えられますで、と励ましとも脅しともとれるコメントを頂戴してのスタートでした。

ネタがなくなったら困るので、連載開始前に20個くらいの内容を考えておきました。しかし、実際には次から次へと書きたいことが出てきて、結局そのリストは使わず仕舞いで連載の終了を迎えることができました。むっちゃうれしい誤算です。

分類するのが難しいのもあるのですが、エイヤッと数えてみました。日常雑記と随想は、記録的なものと思索的なものという見地から、ごく主観的に分けてあります。

日常雑記 139
随想 100
医学関係 25
教育関係 38
旅行記 56
本の紹介 42

こうしてみると、医学関係が意外と少ないような気がします。雑誌の趣旨からいうたらあかんのとちゃうんか、と、今さら言うてみても仕方ありませんわな。意識してなかったけど教育はかなり多い。ふっふっふ、さすがは大学教授と自画自賛しておきましょう。

400編のうち、個人的ベストエッセイは「其の207 浪人破産いやでござる」です。πの2倍のτ、6.28……を覚えるための語呂合わせを思いついた話で、この回はイラストもすごくいいのを描いてもらったし。もちろん、単行本『仲野教授の笑う門には病なし!』(ミシマ社)にも収載してあります。

最終回のイラストは桜吹雪、ぱ~っと景気よく散って隠居生活に突入です。本当に長い間、ありがとうございました!!

なかののつぶやき
「65歳の誕生日、令和4年3月14日の定年記念講演には、日本医事新報社から見事な蘭の鉢植えをお贈りいただき、とても嬉しかったであります。仲野 徹・最終講義、YouTubeで絶賛配信中です!」

関連記事・論文

もっと見る

関連書籍

関連求人情報

もっと見る

関連物件情報

page top