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「選択療養」に「断固反対」決議 ［国民医療推進協議会］
日医など医療関係40団体で組織する国民医療推進協議会（会長＝横倉義武日医会長）は14日、政府の規制改革会議が提言する「選択療養（仮称）」の導入に「断固反対」との決議を採択した。
決議では、「医療の提供にあたっては、安全性・有効性を客観的に判断することが必要不可欠」「医療に格差が生じないよう、将来の保険収載が大前提」とした上で、導入に断固反対するとしている。
協議会終了後の会見で、横倉会長は決議を基に今後、政府・与野党に働きかけていく考えを示した。
●「評価療養に近づいている」
規制改革会議は患者団体や保険者からも反対があったことを受け、保険外併用を認める条件として、国際的なガイドラインへの記載や査読論文のない治療の除外などを4月の会合で提示している。
会見に出席した日医の中川俊男副会長は「選択療養」について「だんだん評価療養に近づいてきている。もう少し頑張れば評価療養そのもの」と述べ、「（規制改革会議も）理解してきた」と期待を示した。
