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「〈一目でわかる〉循環器疾患の諸症状に役立つ漢方の選び方」について著者の土倉潤一郎先生にお聞きしました

No.5204 (2024年01月20日発行) P.61

登録日: 2023-09-04

最終更新日: 2023-09-04

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〈一目でわかる〉循環器疾患の諸症状に役立つ漢方の選び方

●執筆
土倉潤一郎(土倉内科循環器クリニック院長)

●商品説明
判型:A4判
頁数:33頁
価格:1,650円(税込)

 

─本コンテンツの特徴・魅力を教えて下さい。


私は循環器内科医ですが、漢方で有名な麻生飯塚病院の漢方診療科に8年間所属していました。現在は開業しており、西洋と東洋の利点を活かした診療を行っています。他の診療科と比較して、循環器診療では漢方の出番は比較的少ないほうですが、やはり西洋医学でのアプローチでは不十分な分野、西洋よりも漢方のほうが効果に優れている分野はあります。

本コンテンツでは、私が日々の診療の中で行っている“漢方薬の使い方の実際”をできる限り漢方用語は最小限にしてわかりやすく解説しています。また、まとめのフローチャートも載せていますので、日常診療の際にチラッと見て頂き、これに沿って処方すればなんとかなると思います。フローチャートの漢方薬に「多」「中」と表示しておりますが、これは使用頻度を表しています。処方選択に迷われた場合には「多」→「中」の順に処方してもよいと思います。何も表示がない漢方薬は使用頻度が少ないものです。ぜひ参考にしてください。

─本コンテンツでスキルアップすると臨床上、どんな良い変化が期待できますか?

まず、漢方薬を使えるようになると、単純に治療の手段が増え、診療の幅が広がります。治せる患者さんも増え、喜んで頂く機会も多くなります。他で治療法がないと言われた場合でも漢方でのアプローチで簡単に治る場合もあります。漢方薬を使って症例を積み重ねていくと、徐々にその漢方薬の手応えがわかるようになり、「この患者さんには西洋薬よりもこの漢方薬のほうが良くなるだろうな」とわかるようになります。漢方エキス製剤は130種類以上ありますが、1つの漢方薬でさまざまな使い方ができ(さらに他の漢方薬との組み合わせもある)、日常臨床で手応えを感じるまでにある程度の時間を要するため、一生学ぶことができます

漢方薬を使えるようになると、患者さんの困った症状が良くなり喜んで頂く機会が増えるため、日々の診療が面白く、深みのある内容になると思います

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