厚労省は8月26日、2013年度の概算医療費の速報値を発表した。医療費は39兆3000億円となり11年連続で過去最高を更新した。前年度からは8000億円(2.2%)増で、このペースが続けば14年度にも40兆円に届く可能性が高いが、医療機関を受診した延べ患者数に相当する受診延日数は0.8%減となった。
1人当たりの医療費は前年度から7000円増え30万8000円で、75歳以上は1万2000円増の92万7000円。診療別では「入院」が1.3%増、「入院外+調剤」が3.1%増となった。
併せて12年度医療費の地域差分析も公表された。都道府県別の1人当たり医療費が最も高い高知県と最も低い千葉県では1.5倍超の開きがあった。