中央社会保険医療協議会(田辺国昭会長)は9日、次期診療報酬改定に向けた検討の「第1ラウンド」が終了したとして、これまでの主な議論と論点の概要を整理した。生活習慣病へのアウトカム評価のあり方などが秋以降のポイントとなる。
各検討項目における主な論点の概要は表の通り。入院医療では、一般病棟入院基本料における看護配置基準以外の評価指標の検討や地域包括ケア病棟入院料における入院患者の状態や提供している医療内容に応じた評価のあり方、回復期リハビリテーション病棟入院料のアウトカム評価のあり方などについて、今後具体的な検討を行うことになる。
在宅医療では、在宅の裾野を広げる狙いから、在宅療養支援診療所以外のかかりつけ医による提供体制やかかりつけ医の夜間・時間外の負担軽減に資する救急応需体制の構築に向けた検討を行う。また現行では算定が認められていない複数の診療科医師による訪問診療に加え、患者の状態や診療内容、居住形態に応じたサービス提供について評価のあり方を検討する。
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