No.4871 (2017年09月02日発行) P.73
仲野 徹 (大阪大学病理学教授)
登録日: 2017-09-02
最終更新日: 2017-08-29
楽しかった氷島旅行だったが、往路で大失敗。なんと、経由地ヘルシンキで飛行機に乗り損なってしまったのだ。まったくのとんでもない勘違いをして、違うゲートで待ち続けていたという完全マヌケ状態。
追加料金を払って次の便に飛び乗り、レイキャビクに無事到着。したのではあるが、今度は荷物が出てこない。用具一式が入っているので、それがなけりゃぁハイキングどころではない。二度目の顔面蒼白。
泣きそうになりながらバゲッジクレームを出す。バスを待つ気力もなくタクシーで宿まで行くも眠れない。べそをかきながらメールをチェックしていたら、届け出からわずか3時間ほどで、荷物発見、明朝便で空港に到着とのお知らせ(英語です)が!
飛行機の預け荷物、最近はコンピューター管理されているので、見つかりやすいとは聞いていたけれど、ここまで進んでいるとは知らんかった。いやぁ、ありがたし。
失敗は誰にも訪れる。高い授業料についたが、これからは気をつけよう。そして、失敗した人にも寛容であるようにしよう、と心に刻んで山に向かった。その帰り道、大失敗しているおじさんに遭遇した。
残り559文字あります
会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する