No.4881 (2017年11月11日発行) P.17
登録日: 2017-11-09
最終更新日: 2017-11-08
高齢化に伴う慢性疾患患者の増加で、薬剤1種類当たりの処方日数が近年緩やかに増加している。中央社会保険医療協議会の資料によれば、2016年度の処方日数は23.1日。09年に比べ3.4日延びた。30日超の長期処方も増加傾向にあり、内服薬では、処方箋ベースで全体の19.5%に上る。
これを踏まえ、厚生労働省は適切な服薬の推進に向け、分割調剤を進める方針だ。16年度診療報酬改定では、分割調剤の指示など長期処方の取り扱いが明確化されたが、3カ月間で分割指示を行ったのは診療所で5.8%と低調。普及に向け次期改定では処方箋への記載方法を合理化する方針を示している。
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