皆さま、はじめまして! Dr.ヒロと申します。
ボクは、専門とする循環器内科、そして臨床検査科の医師として勤務しながら、より自由度の高いライフスタイルを模索して生活しています。本業以外にも、各種媒体での連載や出版などの著述業に加え、SNSによる情報発信やアプリ開発、起業などにもチャレンジしながら、マルチタスクの成功を目指して活動中です。
もともと心血管疾患、特に不整脈を中心とする診療でキャリアを積み重ねてきましたし、また、いろいろな出会いや幸運なども重なって、臨床検査の中でも、心電図を特に得意としています。もちろん12誘導、そしてホルターなど、ほぼすべてのタイプの心電図に不整脈も絡めて現在までに10冊の著作を国内外に送り出しており、多くの反響をいただいてきたことに感謝しております。
日本医事新報でも、2020年1月から約1年、『“すきドリ” すき間ドリル! 心電図』という連載を持たせていただき、その内容をまとめて、心電図クイズの書籍『すき間ドリル! あなたを鍛える心電図』も上梓しており、ご覧いただいた方もおられるかもしれません。
さて、日本のみならず、世界においてもコロナ禍や隣国紛争など先行きがやや不透明な中、1年以上の“充電期間”をいただき、2022年4月より、『Dr.ヒロの学び直し! 心電図塾』という新しい隔週連載を始めさせていただく運びとなりました。今回も主テーマは心電図になりますが、クイズ形式ではなく、よりベーシックな視点で所見や診断を見直して、わかりやすく解説していこうと思っております。普通の教科書にありがちな、診断基準の羅列では退屈ですので、さらに一歩踏み込んだ心電図波形の読み解き方、そして臨床的な観点に基づいた考え方までお示しできたらと思います。また、電子媒体にも対応し、最終的には心電図のクイックリファレンスとして多くの皆さまに使っていただけるアプリ的な“作品”を目指していけたらとも思っています。
また、本誌で取り上げる波形以外にも類似の心電図をWeb上でご覧いただけるようにもしたいと考えています。これに関しては、志高き読者の方からの「これぞ」という波形投稿を受け付け掲載することも可能です(以下より奮ってご応募下さい。)
今までのどんな教科書よりもやさしく、そして丁寧に、新しいスタイルの心電図テキストを目指してやっていこうと思います。SNS等も随時活用していきますが、感想や改善点など、積極的なご意見や応援のことばを頂戴できたら嬉しいです。
では、皆さん、どうぞお楽しみに!
Dr.ヒロ|杉山裕章 @ekagemaster
心電図投稿など gakujutu@jmedj.co.jp