□舌に器質的疾患を認められないにもかかわらず自発痛が持続する疾患の総称。舌の色調や機能は正常である。
□舌のヒリヒリ感,ピリピリ感,灼熱感。
□舌のみではなく,口唇や頬粘膜の違和感,疼痛,味覚異常を合併することも多々ある。
□食事中や対話中には自覚されないが,何もしないでいる際,ふと疼痛が増強するのが特徴。
□午前中より夕方から夜にかけて疼痛が増悪する。
□口蓋や口唇などに疼痛部位が移動することがある。
□病前性格に強迫,几帳面,心気性格傾向がある。
□歯科治療後に発症することがしばしばある。
□「がんではないか?」と不安を訴える,いわゆるがん恐怖症のこともある。
□好発年齢:40歳以降。
□性差:女性>男性(圧倒的に女性に多い)。
□舌痛は歯科心身症として扱われているため,心理的要因も重要な因子と考えられている。狭義の舌痛症診断基準を表に示す1)。
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