□舌小帯短縮症は,舌小帯が下顎の高位に付着することにより,舌の運動制限をきたしてしまい,機能障害を引き起こす疾患である。
□一般的には口腔内所見として,舌小帯が高位に付着している(図1a)。また,小児期に発見され治療を必要とすることが多い。
□付着が高度の場合,舌運動障害により,構音障害(サ,タ,ラ行など),哺乳障害や咀嚼,嚥下障害の原因になることもある。舌を前方に突出させると吊れて舌尖部が割れハート形に見える(図1b)。舌小帯の高位付着が高度の場合,発音障害の原因となる。
□構音障害を認める場合,舌小帯が原因かどうかを注意深く診断する必要がある。
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