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お知らせ
腰痛・下肢痛のための靴選びガイド からだにあった正しい靴を履いていますか？
からだにあった正しい靴の選び方をこの1冊で
| 著： | 田中 尚喜（東京厚生年金病院リハビリテーション室技師長） |
|---|---|
| 監修： | 伊藤 晴夫（東京厚生年金病院医療顧問） |
| 判型： | B5判 |
| 頁数： | 116頁 |
| 装丁： | 口絵カラー |
| 発行日： | 2010年09月25日 |
| ISBN： | 978-4-7849-6181-8 |
| 版数： | 第2版 |
| 付録： | - |
あなたにとって正しい靴とは！
靴の歴史から、靴自体の形態（重い、軽い、幅が広い、狭い、踵の高さ、等）、子どもの靴から、女性のハイヒールの特性、そして足を中心とした整形外科疾患に対する靴の選び方、スポーツの靴まで、靴と人のいろいろな関係を33項目のQ & A形式で解説しました。
中敷き1つにしてもおろそかには扱いません。
腰痛・膝痛はじめ外反母趾等で困っている患者さんへの指導へ、目から鱗の靴選びガイドです。
| 診療科： | 整形外科 | 整形外科 |
|---|---|---|
| スポーツ医学 | ||
| リハビリテーション科 | リハビリテーション科 |
目次
Q1 人はいつ頃から履物を履くようになったか
Q2 なぜ、人は履物を履くのか
Q3 足のトラブルはいつ頃から発生したか
Q4 ハイヒールは本当によくない履物か
Q5 幅の広い靴は本当によいのか
Q6 外反母趾は、女性特有の疾患か
Q7 重い靴、軽い靴どっちがよいのか
Q8 柔らかい靴はどんな動きに適しているか
Q9 革靴は，燃えるごみか
Q10 中敷は，単なる寸法調整補助具か
Q11 ウォーキングシューズは万能か
Q12 イメルダさんの靴コレクション
Q13 足に適した靴の選び方は
Q14 子どもにとってよい靴は
Q15 女性のライフステージと靴の選び方
Q16 腰痛症に適した靴は
Q17 変形性股関節疾患の患者さんの靴選びとその注意点 Q18 変形性膝関節疾患の患者さんの靴選びとその注意点 Q19 Painful Heel Fat Pat Syndromeの患者さんの靴選びの盲点は
Q20 有痛性踵骨棘がある場合の靴選びの注意点
Q21 足が細い方は受難か
Q22 O脚・X脚に適した靴の選び方
Q23 扁平足に適した靴の選び方
Q24 開張足に適した靴の選び方
Q25 外反母趾に適した靴の選び方
Q26 陥入爪に適した靴選びの注意点
Q27 リウマチ患者さんの靴選びは
Q28 足のむくみと冷え性に対する靴選びは
Q29 歩行と靴の選び方は
Q30 流行の靴は
Q31 転ばないための靴の工夫は
Q32 スポーツ用靴の注意点は
Q33 シューフィッターの足型計測のやり方は
資料編
資料1 サイズ・ウィズの測定
資料2 開張足，扁平足の場合のサイズ・ウィズの測定
資料3 靴のサイズ・ウィズ
資料4 靴の部位，名称
資料5 靴と足の主なトラブルの原因と対処法
資料6 足の骨・靱帯の名称
資料7 中敷の作製
資料8 靴紐の結び方
column
アイスマン
Stiletto Run
オランダの木靴
マタニティーインソール
スニーカーメーカーについて
5本指ソックス
パーキンソン病患者さんの靴
序文
この本を書くにあたり、世の中にいい靴が出回り、靴が原因となって困る方が減ることを念頭に置きつくったのですが、私の力不足のせいなのかもしれませんが、いまだに足のトラブルを抱える方が数多くいらっしゃいます。しかしながら、多くの方に支持していただいた結果、ここに第2版として発行すること
ができました。
初版の頃にはなかなか売られていなかった細身の靴も、このごろでは見かけるようになってきました。より多くの方が自分の足に合った靴を選べるように、私も今以上に努力していこうと思っております。
ところで、いい靴が売られる環境があったとしても、履く側の人間の歩き方が変化してしまうと本当にいい靴かどうかもわからない状況になってしまいます。このところ老若男女を問わず、本当に歩かなくなっていますが、これは靴のせいだけなのでしょうか？
ラフカディオ・ハーン（小泉八雲）の『知られざる日本の面影』中に「日本人の足は古風な均斉を持っている。西洋人の足の形を崩したあの嫌な靴によってもまだ痛められていないのだ」という一節がありますが、現代の日本人の足は既に欧米化しているかもしれませんね。「靴、 生活習慣、 歩き方」のうち一つが変わったとて問題は改善しないと思われます。
本書を通じて、それぞれの問題が解消され、少しでも多くの方にお役に立てれば幸いです。
本書の内容は日本医事新報社の運動・生活ガイドシリーズの一つとして、 特に靴を中心に設定したわけですが、シリーズ執筆に限らず、他にも多くの機会を与えていただきました東京大学・武藤芳照教授にはこの場を借りまして深謝いたします。
