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横倉会長が4選果たす、副会長選は現職3人が当選―日本医師会役員選挙

No.4914 (2018年06月30日発行) P.14

登録日: 2018-06-25

最終更新日: 2018-06-25

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日本医師会役員選挙が23日に行われ、会長選では現職の横倉義武氏(福岡)が塩見俊次氏(奈良)を破り、4選を果たした。任期は2020年6月までの2年間。

注目された副会長選挙は、今村聡氏(東京)、中川俊男氏(北海道)、松原謙二氏(大阪)の現職3人が当選した。横倉氏は会長選に立候補するにあたり、役員の推薦候補者(キャビネット)を公表。副会長には今村氏、中川氏のほか、常任理事だった松本純一氏(三重)を推薦していたが、松本氏は落選した。

常任理事選挙は横倉氏が推薦した候補者が全員当選した。

■中医協委員交代へ、松原氏との関係に「しこりはない」

選挙後の会見で横倉氏は、選挙戦の中で「かかりつけ医を中心とした町づくり」を4期目の基本方針の1つに掲げたことを紹介し、「地域医療を大事にしようとする方針が評価されたのだと思う」とした。今後の会務運営については、落選した松本氏が中央社会保険医療協議会で日医推薦の委員を務めていることから「新しい日医の常勤役員から補充する」と述べ、新役員と交代させる考えを示した。

松原氏をキャビネットから外した理由については、松原氏が副理事長を務める日本専門医機構の運営の透明性に課題があったと指摘。両者の今後の関係については「(機構の課題について)地元の医師会長から注意され、本人も反省している」と述べ、「しこりはない」と明言。松原氏も会見で「会内で一致団結して横倉先生を支える」と強調した。

なお、日本専門医機構の役員は今月末で任期が終了となる。松原氏は現在、日医の推薦で役員を務めているが、今後について横倉氏は「松原先生とよく話したい」と述べ、松原氏を役員として続投させるかどうかについては明言を避けた。

選挙後に会見する(右から)今村副会長、横倉会長、中川副会長、松原副会長。中川副会長は「激しい選挙戦だったが、終わればノーサイド。今まで以上に執行部一丸となる」と述べ、選挙戦のしこりはないことを強調した

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